2010年10月19日

読書の秋 〜ドリアン・グレイの肖像〜

来週からは読書週間が始まります。
だからって訳じゃないんですが、以前から気になっていた一冊、「ドリアン・グレイの肖像」を読みました。
19世紀末、英国の耽美主義作家、オスカー・ワイルドの小説です。
 
そして、アレキサンドライト変色性の描写のある、おそらく世界最初の書物だと思います。
  
2010_1011_170034-DSC03038.JPG
  
作家自身も宝石マニアだったんでしょう。
主人公が、様々な宝石ルースを取り出して、眺めて悦に入るシーンは少し気味が悪いのですが、
第三者から見たボクもきっとそうなのでしょう(笑)
 
中に余り聞きなれない宝石名がいくつか出て来ます。
その一つ、肉桂石を紹介しましょう。
シナモン・ストーンの別称がある、へソナイト・ガーネットの事なんです。
カルシウムとアルミニウムを主成分にしたグロッシュラー・ガーネットの一種です。
   
2010_1018_174551-DSC03076.JPG
            へソナイト・ガーネット2.26ct タンザニア産    
オレンジ色のガーネットにはマンガンを主成分にしたスぺッサータイト・ガーネットもありますね。
両者を区別するのは容易です。
この写真のルースを拡大してみましょう。
  
2010_1018_174620-DSC03077.JPG
   
蜂蜜を垂らしたかの様なテラテラした様子がおわかりかと思います。
これを糖みつ状組織といい、へソナイト・ガーネットの典型的な特徴となっています。
 
実は、このテラテラ感は人工のガラスにも見られる特徴でもありますが、その場合は脈理(みゃくり)といい、厳然と区別するんですよ✌
 
この作品は、かのデヴィット・ボウイも心酔してるそうですが、ワカル気がしました。
退廃的と評される世紀末の代表作家、オスカー・ワイルド。 
そういえば、宝石がキーになる童話「幸福な王子」も彼の作品ですね📖


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posted by ジーロンド at 12:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当に蜂蜜のようですね!

スペッサータイトには特徴的な
インクルージョンはないのですか?
Posted by 音々 at 2010年10月20日 11:00
>音々さん
そうですね〜、ヘソナイトやデマントイドみたいな、それさえあればって程の特徴的なインクルージョンは、無いかもですね(^O^)/
Posted by G.RONDO at 2010年10月20日 22:20
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