日本語でその数値を分散度といい、ダイヤモンドのそれは、0.044という値。
ブルーの希少宝石 ベニトアイトも全く同じ数値です。
”ダイヤモンドのような”デマントイド・ガーネットは、それを上回る0.057。
さらにそれらを圧して高い数値 0.156を誇るのが、このスファレライトです。
ただし、自らの色が強いと、虹色は目立たないです(汗)
スファレライト 2.29ct ブルガリア産
組成は、ZnS 硫化亜鉛で、和名も閃亜鉛鉱といい Zn(亜鉛)の原料になる鉱石。
共に産出する方鉛鉱と混同されるので、「あてにならない」という意味のギリシャ語spalerosが名の由来。
鮮やかな色彩の希少宝石で、当店にもファンがいらっしゃいますが、ジュエリー製品にしないようにお願いしています。
なぜなら、モース硬度3.5と、非常にデリケート。
あのフォスフォフィライトと双璧です

カットした職人の技をずっと感じたいコレクターの方にはおススメの希少宝石です
