よく似た sapphirineという珍しい宝石があるのです。
もう10年も前、甲府の日独宝石研究所 初代所長 故・古屋正司さんから直接伺った話です。
同研究所設立の記念講演を、古屋所長の師である有名な宝石学者エドワード・ギュべリン博士にお願いしたそうです

同時通訳はもちろん ドイツ語がご堪能だった古屋所長。
ギュべリン博士の講演が始まり、会場は白熱してたそうです。
講演途中で、博士が「・・・sapphirine・・・」と言ったのを、古屋所長が「サファイア」と訳しました。
すると、博士に「サファイアじゃないよ。サファーリンだよ。」と訂正されてあわてたそうです。
そう、さすがの古屋所長にとっても、まさかまさかな希少宝石だったってワケ。
ディープな紺色にグリーンが混じった色。
成分は、(Mg,Al)8(Al,Si)6O20。
マグネシウムとアルミニウムのケイ酸塩鉱物。
意外にも、パイロープ・ガーネットにそっくり。
流通量があまりに少ない事もあって、サファリン、サフィリン、サフィーリンなど表記されることも。
1ctアップのルースはほとんど見かけません。
モース硬度は、7.5となかなかです。
当店に常備している「世界のレアストーン図鑑」(亀山実著・柏書店松原刊)だけに、サファーリンの記述があります。
(この本に掲載されてるルースを、3点コレクションしてます♪)
ともかく珍しい宝石には違いありません。
ご興味のある方は、掲載したホームページもご覧下さいませ

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