2016年10月15日

発見エピソードがユニークな宝石

第二次世界大戦のさ中 アイルランドのターフェ伯爵は、英国宝石学協会の通信教育を受けていました。
終戦後の10月 彼は友人の宝石商を訪ねます。
そこで、ジャンクボックスの中の多くの研磨済み 宝石ルースを借り受けます。

ブルージルコン、ガーネット、アメシスト、シトリンなどのパーセル(包み紙)もあったと言います。
中で興味を引いたのが、スピネルのパーセル。


その中の1ピースの異変に気が付いたのは、宝石顕微鏡で観察していた時のことです。
「おかしいな?単屈折のスピネルなのに、わずかながらダブリングが見える・・・。」

次に、比重を測定してみると、3.62と、スピネル(MgAl2O4)の3.60に近いもののわずかながら高い。
さすがに、アマチュア宝石愛好家の伯爵自身では手に負えそうにありません。
さまざまな観察データと共に謎のルースを、協会の教育学部長B.W.アンダーソンに送りました。

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宝石学 不朽の名著 B.W.アンダーソン「GEM TESTING」


高名な宝石学者でもあるアンダーソンが、詳細に調べてみても、どの宝石にも該当しません。
なんと未知の新種宝石だと判明したのです!

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その宝石は、発見者ターフェ伯爵の名に因み、ターフェアイト(BeMg3Al8O16)と名付けられます。

4年後の1949年に、ようやく2個目を発見。
ざっと40年前の1970年代までは、イギリスに2個、アメリカに2個。
世界中でわずか4ピースだけというギネスブック認定の「世界一珍しい宝石」だったんです。

というワケで、別名「ギネス・ストーン」とも呼ばれています。

研磨済みの状態で発見された、たった一つの宝石でもあります


「見たことのない宝石がいっぱい!」

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posted by ジーロンド at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ターフェアイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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